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みかん。
EOSで撮る人の戯れ言
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GoPro超広角写シーン 3

GOPR0794.jpg

GoProの超広角作例。
視界を超えるワイドビューが魅力。

写真の写りついてだが、
日中の屋外であれば、それなりの画質。

しかし室内、特に光量が少ない夜などは、
かなり画質が低下する。
これはセンサーサイズの限界だろうと思う。
おそらく、1/2.3〜1/2.6くらいではないか。
iPhone6と同等かなと思う。
また広角レンズになると(まして14mmの超ワイド)、
諸収差は発生せざるを得ないわけで、
ここまでよく画質を保てていると評価してもいいだろう。
写真を大きく引き延ばしたりプリントを想定していないのなら、
ノイズもあまり気にならない。

超広角のいいところは、
今までは、あきらめていたというより、
撮れないのが当たり前と欲すらなかった範囲が、
いっきに射程圏内になること。
入れたいシーンがぜんぶ入っちゃう。

とにかく小さいので、
持っていても苦にならない。
長く使えそうなデジカメだ。

IMG_2474.jpg


今日、1DXを買いました。



私の場合、買うかどうか迷ってしまうと、
ほぼほぼ買ってしまう。
買う理由を見つけながら日々を送るからである。

悩んでいたEOS-1D X。
正直高い。
買う理由は言えても、
買わなきゃいけない理由はなかなか。

というわけで、
液晶保護カバーを買ってみた。
1000円弱のこんな商品でも、
1DXがなければ、無用の長物になってしまう。
となると、買うしかないだろう、となる。

カカクコムでも、
いよいよ46万台に突入。
年度末という時期も後押ししているのだろう。
買えとささやく声が聞こえるわけではないが、
買うしかないというところまできた。
で、先ほど、ポチったわけである。
あー、買っちゃった。

液晶プロテクターは、
Amazonで人気だったKenkoの商品にした。
ついでに、先日、このブログで紹介した
ホットシューカーバーも一緒に。
おそらく、ホットシューはほとんど使わないので、
最初からふたをしておくということだ。

4W8E6724.jpg

ショップからはまだ出荷の連絡はない。
これで、剣道の写真、もうちっとマシになるかなあ。
子供撮るのに、こんなカメラ使っていいのかなあ。
ポチったらポチったで、買って良かったのか、と自問自答。

明日、到着するかな。

画質を改善させてみる。

キヤノンのDigital Photo Professional 4という
無料のRAW現像ソフトはけっこう優秀だと思う。
実際、私はこのソフトしか使っていない。
その中の機能で、デジタルレンズオプティマイザという機能がある。
これは、RAWデータ限定ではあるが、
画質を改善してくれるという機能だ。
しかも、昔のEOSのRAWデータであれば
補正できるという。
“レンズ”というくらいだから、レンズに関する画質のこと?
RAWデータって、撮影後の画像になんでレンズが関係あるの?
と、疑問は絶えないが、答えはこうだ。
いくら優秀なレンズとはいえ、
諸収差というものは避けられない。
収差にもいろいろあるが、よく目にするのが色収差。
実際にはない色が、画像に反映されてしまうことだ。
収差のほかに、回折現象という、難しい現象も起こる。
これは特に、絞り込んだときに起こりやすく、
仕組みはさておき、もやっと解像度を下げてしまう現象だ。
収差と回折によって、図らずも画質が低下してしまう。
光がレンズを通過すると、こういう現象が起こる。
もちろん高価なレンズほど、諸収差を抑え、回折にも強い。
が、限界がある。
デジタルレンズオプティマイザは、こういったレンズが引き起こした
画質低下の原因を、RAWデータで補正してしまおうという機能。
なんだかすごい。
というわけで、やってみた。
シャープネスはまず「0」にしておくといいらしい。
補正後に、ちょっとだけ好みに応じてシャープネスをかける。
0~100まで100段階あるが、
デフォルトは50。これでもだいぶ復活できるようだけど、
私のよう素人は、ついかけ過ぎてしまう。
画像は85。
かけすぎると効果が薄れてしまうこともあるようなので、
いろいろ試してみて欲しい。

dlo.jpg

かなり拡大して、その部分をご覧いただいているが、
かなり、シャープになったように思う。
これは、シャープネスとは違い、
収差を抑えることで、画像の鮮鋭感を引き出している(らしい)。
まあ、この機能は風景を撮る人向けのように思う。
絞り込んで撮る被写体の代表格は風景。
あと集合写真、建築物とか?
もっとも絞り込んだ画像の補正にも効果がありそうだが。
それはさておき、EOS M3の2400万画素ってすごいな。
ここまで拡大して、建物のディテールがわかるんだから。

GoPro超広角写シーン 2


GoPro HERO4 Silver


IMG_2650_M3.jpg
EOS M3


ソラマチ32Fから、墨田区の町並みを見下ろしてみた。
今回は、EOS M3にEF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STMを装着して
画角比較。
14mm(GoPro) vs 28.8mm(M3)

結果的にiPhoneよりも画角が狭くなるので、
比較に意味はないけれど
見え方違いで参考になれば。

何を持って勝ちとするかは変わってくる。
当然、画角の広さでいえばGoProだし、
描写力でいえばEOS M3。
M3は歪みもほとんどない。
もっとも、GoProの歪みを“味”と捉えれば、
歪みが悪とも言えないので、勝敗にはならない。

要はカメラやレンズによって、写真の見え方は変わる。
いろいろな楽しみ方があるということだ。

EOS M3は2420万画素もあるので、
拡大したときに建造物がかなり緻密に描写されている。
絞りはF11。
この小型カメラでこれほど描写できるんだから、
今時のカメラは凄いと唸るほかない。



GoPro超広角写シーン 1

IMG_8226.jpg
GoPro HERO4 Silver

IMG_8225.jpg
iPhone 6

ゴープロを持ち歩くようになって、
超広角で撮る楽しみが増えている。
写真作品というより、あくまでも記録的な写真だけど、
なんだか楽しい。
iPhone6は、28mm。
それと比較するのも楽しい。
上がゴープロ ヒーロー4。
下がiPhone6。
ダウンサイズしているので
画質比較にはならないが、
画角比較である。
広角レンズなので歪みはあるけど、
写っている範囲の違いは大きいなあ。

せっかくHERO4を買ったので、
たくさん写真を撮って遊びたいと思う。


レンズ交換に革新。

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BLaKPIXEL(ブラックピクセル)というメーカーが、
『GoWingレンズホルダー』という商品を販売している。
移動中のレンズ交換を楽に、スピーディに行えるようにしてくれる
画期的なアクセサリーだ。
これ、本当に楽。
レンズ交換が面倒だからと、
カメラ2台持ちで出かけていた私だが
このアクセサリーのおかげで、その必要がなくなった。
大げさではなく。
単体で持つとかなり軽くて、心持ち安っぽい印象もあるが、
軽いことはいいことである。
レンズはしっかり固定されるので、落下の心配はない(今のところ)。

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両方同時につけるということは、通常ない。

アマゾンで9000円前後する。
ちょっと高いようにも思うけど、この機動性が手に入ると思えば、
その価値はあると思った。少なくとも私は。
レンズ交換を頻繁に行う人には、お薦めできるアクセサリーだ。

純正のホットシューカバー、求む。



キヤノンには純正のホットシューカバーがない。
キヤノンには、というくらいだから、ニコンにはある。
簡単に作れそうなものだし、
オリジナルやプレミアムモデルをつくれば
人気が出そうなものだが。
EOSを使っている以上、ニコン製をつけるわけにもいかない。
そこで、サードパーティーの出番。

UN キャノンホットシューカバー EOS用 UNX-8524
という商品。アマゾンで1005円。高い。。。

でも、アマゾンで2500円以上購入すると、
361円で購入できる(それでも高い気がするけど)。
EOSにも対応しているということなので、
5DIII用にひとつ購入してみた。
うん、ぴったり。

ちなみにM3には、
製品同梱品にホットシューカバーが付いていた。
このカバー、5Dや7Dには、なぜか装着できない。
同じアクセサリーが装着できるのに、なぜだ?
意図的に装着できないようにしているとしか思えない。
そして、他のEOSに同梱されないのは、なぜなんだろう。

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標準装備のホットシューカバー。なぜかEOS M以外には装着できない。


アクセサリーは装飾品。
カメラだって、着飾っていい。
メーカーにも、もうちょっと遊び心が欲しいなあ。

1DXは必要か。

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EOS 7D Mark IIで撮った一枚。12コマだったら、もうちょっと竹刀がいい感じのショットが撮れたのかなあ。

1D X Mark IIが発表になって、カメラ誌やWebサイトで
その実写レビューが上がってくるようになってきた。
まあ、メディアなので悪いことを書くはずもなく、
話半分(もうちょっと信じていいか)で読んでいるが、
それにしても、65万円前後するボディーは正直、興味の範疇にない。
しかし、これまでまったく興味のなかった初代の存在がいま、
私の心の中で、にわかにざわつき始めている。
Mark IIの登場で、価格は47万(カカクコム情報)まで落ちている。
まだ落ちていくだろう。
70万もしたカメラが、新品でこの価格。

“1”というブランド。存在。佇まい。
漠然と憧れていた、雲上の“1”が、下界のすぐそばまで降りてきている。
(とはいえ、まだ高みの存在)。

いつしか私の中で、買う理由、買う言い訳を見つけるようになっていた。
もちろん、制止をかける自分もいる。
EOS 5D Mark III、EOS 7D Mark IIという相棒がいるわけだから、
まったくもって必要ない。
フルサイズ高画素×APS-C高速連写。
2台を持ってして、EOS-1D Xと同等の価値を持っている、とさえ思う。
アマチュアには無用の長物になる可能性だってある。

発売から5年。
世界中のトッププロたちが愛用してきた、
紛れもなく世界最高峰の一眼レフである。
フラッグシップ一眼レフである。
10コマではなく、12コマ。
しかもフルサイズ。
画素数は1810万にとどめ、高感度への耐性も高い。
ショールームで体験したときの
あのシャッター音。5や7とは別格。
ハイアマチュアモデルではなく、
プロフェッショナルモデル。

Kissや8000Dが軽自動車。
80Dがプリウス。
6Dがワーゲン。
7Dがポルシェ。
5Dがメルセデス。
1はフェラーリ。

そんな思いを馳せながら、
今日も価格comとにらめっこ。
いろんなブログやサイトをチェック。

3月を過ぎたら、
少し値段が上がってしまうかもしれない。
でも47万かあ。
いいレンズが数本買えるなあ。
結局、所有満足度なんだよなあ。

と日々悶々としているわけである。

広角写真専用カメラとしてGoPro HERO4を使ってみた。

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購入して数か月。
明確な用途を見いだせず、
惰性で持ち歩いていたGoPro HERO4 シルバー。
持ち歩き用ではあるが、
iPhoneがあるため出番はやはり少ない。
ガジェット好きなので、
勢いで買ってしまった感は否めない。
だが、iPhoneにはできない使い方がある。
それが超広角撮影。
iPhone6は広角側28mm。
GoProは広角側14mm。
この差は大きい。
14mmともなれば、想像以上に“入る”のである。
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肉眼の視界を超えるワイドビュー。
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イルミネーションもキレイに撮れる。ISO320(自動設定)
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狭い室内も床から高い天井まで入る。
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銀座四丁目交差点の夜景。手持ち撮影。ISO316(自動設定)
静止画の画質も悪くない。
超広角なので周辺は流れるが及第点といったところ。
私の使い方は、いわゆるゴープロユーザーの
一般的な使い方とは違うかもしれない。
これがふだんの持ち歩きの状態。
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標準装備のハウジングは使っていない。
まずデフォルトの撮影モードは静止画に変更した。
電源を入れたら静止画が撮れる。
なぜなら、クイックキャプチャーという天面のボタンを押すと、
動画撮影が始められるからだ。
このあたり、電話のiPhoneよりも勝手がいいのは当然だろう。
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それにしても、ゴープロは起動に時間がかかる。
私がゴープロに対して、もっともストレスを感じているところだ。
電源オンから静止画が撮れるまでに7秒強。
クイックキャプチャーから動画のスタートまで7秒弱。
撮りたいと思ったものはすでに、なくなっていることがしばしば。
ファームアップでなんとかならないものか。
タッチ操作は、小さい割になかなか優秀。
この機能は本当にありがたい。
ヒーロー4のブラックは、
上位機種ではないがタッチ操作はできない。
ただし、再生画像の拡大はできない。これはちょっと不便。
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ゴープロを購入後、いくつかのアクセサリーを手に入れた。
ゴープロは多彩なアクセサリーも魅力だから。
純正からもたくさん出ているが、いかんせん高い。
純正よりも極端に安いサードパーティーで、
必要と思われるものを購入していった。
そのアイテムを紹介しよう。
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■GoPro ALCAK-302
レンズを傷つけないために必須のレンズカバー。
サードパーティーといっておきながら、
これは、私が買ったアクセサリーで唯一の純正品。
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私は今のところハウジングを必要としていないので
むき出しで常に持っている。ポケットに入れっぱなし。
ポケットに他のものを入れると、レンズを傷つけてしまうのである。
必須アイテムだ。
■ネイキッドフレーム + トライポッドマウント + レンズキャップ
ハウジングなしで持ち歩くと、やはり落下などのリスクもあり、破損が怖い。
というわけで、これ。
タイトな作りなので、ボディのサイズはコンパクトを維持できる。
充電もカバーをつけたままできるので重宝する。
最初にこちらを買っていれば、レンズカバー(純正品)を買う必要はなかった。
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■東芝 SD-C064GR7AR040A
microSDは64GB。
この容量で、1800円くらいで購入できた。
すごい時代だ。
まったく問題なく使用できる。
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■GoPro トライポッドアダプター
三脚や一脚を使用するためには絶対に必要。
ふだん使いでつけっぱなしにしているアクセサリーです。
といいつつ、三脚などにつけて使った試しはないのだが。
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置いた状態で角度を変えられるので三脚使用時以外も使える。
■GoPro 変換アダプター カメラネジ
トライポッドアダプターを装着したまま、
GoProのさまざまなアクセサリーが装着できるアダプター。
トライポッドアダプターの交換が面倒な人はこれがあると便利。
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■COOLEAD 折り曲げ可能グースネック
きっと使うだろうと購入したが、
私の使用方法ではほぼ出番はないかもしれない。
事実、現時点で未使用だ。
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クリップは非常に堅いため、女性には少々難かも。その分、しっかり固定できる。
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■360°回転式 クリップマウント
こちらも同様。いまだ出番なし。
でも、グースネックよりは使えそうな気がする。
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■TELESIN 3枚入り 超高清 LCDスクリーンプロテクターカバー
HERO4 Silverの液晶保護カバー。
液晶保護カバーは意外と商品がなく、選択肢がなかった。
でも、これで十分だった。3枚入っているので、
フロント面の小窓液晶のカバーサイズに合わせてカットして使えそう。
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■GoPro HERO4専用 バッテリー2ケ+充電キット
GoProは、とくにHERO4になってから電池の持ちが悪いと
前評判があったので購入。持っていると安心だ。
だが私のように、使用頻度がそこまでなく、静止画をメインにしていると、
予備はほとんど不要。
いつか行く、旅行時に役立つかもしれないが。
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おもしろいカメラだと思うが、
やはりしっかりした目的を持って購入すべきだったかもしれない。
買ってみないとわからないこともあるが。。。

剣道写真を撮る VOL.6:撮り方の工夫

剣道を撮る
VOL.6:撮り方の工夫



ローアングルは、すべてを変える。


被写体はこどもだ。
ほとんどが大人の私よりも背丈が低いため
撮影時は目線を下げることになる。

こどもやペットの撮影では、その被写体の目線に。
というのは、よく言われること。
それを剣道にも適用すればいい。
と私は思った。
つまりはローアングル。
すると、迫力が増す、というわけである。
選手が飛び上がって面を打つ瞬間は、
空中に浮いている様がしっかり撮れる。
他の大人とは違う視点なので、
写真も新しく見える。

また選手が至近距離に迫ってきたら、
レンズを広角側にし、切り取ってみよう。
これが普通のアングルでは、迫力が半減してしまう。
また背景には大勢のギャラリーがいるが、
下から煽ることで、ギャラリーの存在感を抑えることもできる。
そうローアングルで、今までの写真は一変するだろう。

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目線を下げることと、広角で撮るとダイナミックになる。


もちろん、すべてのシーンをローアングルがいいかと言われると、
そうでもない。時と場合に応じて、
ハイアングル、通常のアングルを試してほしい。
写真のバリエーションが広がるだろう。

ローアングルの撮り方は簡単。床におしりをつけて座るだけ。
中途半端にしゃがんで撮ると、体勢が安定せずブレの原因になる。
あぐらで座り、両肘をそれぞれの膝に固定。
カメラは顔で固定できるので、さながら人間三脚ができあがる。

ここで重要なのが最前列に座ることだ。
そのためには、早めのポジション取りが求められる。
保護者や応援する選手たちは、どんどん入れ替わる。
そのタイミングを見逃さず、
撮りたいこどもの試合が始まる数試合前には、スタンバイしておきたい。
早めのスタンバイはメリットもある。
他のこどもで練習もできるのだ。
この事前練習は、設定の確認ができるため非常に役に立つ。
選手の動き、審判の立ち位置を把握するという意味もある。

ここで注意したいのがマナーだ。
絶対に試合場(白枠内)に入ってはいけない。
その他のスタッフや応援する選手、保護者の妨げになってはいけない。
そして、撮る試合が終われば速やかに退去する。
会場ごとに設けられているルールやマナーは絶対に守って欲しい。
撮影ルールというのはどこにでも存在するが、
剣道の会場もまたしかり。

撮影は、背景にも気を配りたい。
しかし、どこもかしこも応援者で埋め尽くされるので、
努力でどうこうできる問題ではない。
ここで大口径レンズが役に立つともいえるのだ。
F2.8ならば背景をぼかすことができるので、
被写体を際立たせることもできる。

また、大会本部が設置されているところには
大会名を記した横断幕が掲げられていることがある。
日本国旗やその地区の剣道連盟の旗を掲げるところもあるだろう。
そこを背景に入れ、レンズを望遠端に合わせ選手とともにアップで撮る。
圧縮効果が相まって、迫力のある写真が撮れるのだ。
これは試合会場の位置など、複合的な環境が整わないと難しい撮影だ。

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さらに極端なスローシャッターで撮るという手法。
被写体が絹糸のように流れ、アグレッシブな写真になる。
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シャッター速度1/30秒。もう少し遅くしてもいい。

しかし、これは被写体が完全に流れるため、
人物を特定することが難しい。
自分のこどもをしっかり記録したいという場合は、
この手法は避けるべきだろう。

団体戦についても触れておこう。
試合の撮り方は、これまでに書いてきたことと同じ。
唯一違うところは、試合前と試合後に整列することだ。
全選手が揃う“おいしい”ところなので、ぜひ押さえたい。
ここで一つ注意。我が子だけにピントを合わせるならば問題はないが、
全員を平等に撮りたい場合は、できるだけ正面から撮りたい。
カメラは開放寄りになっているはずなので、
斜めからでは1人にしかピントが合わないのだ。
絞り込めればいいのだが、屋内なので難しい。
正面からの撮影は、試合のポジション取りもあるため、
現実的には難しいかもしれない。
私の場合、試合前の整列はあきらめ(斜めから我が子だけ撮る)、
試合後、すばやく移動して正面から狙う、という工夫をしている。
正面は、向かい合ってもいいし、後ろ姿も絵になる。

最後に、試合以外のショットを押さえておくことも忘れずに。
開会式、閉会式の様子。全景を撮っておけば、大会の規模が記録できる。

試合前の練習風景。出場する選手たちが体育館で所狭しに
ウォーミングアップしている様子は迫力がある。

yura_108696.jpg

整然と並べられた面や竹刀。
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もっとたくさん並んでいると迫力が増した。

試合前の緊張感のある選手の顔。
面をしていたら、スポットAFで面の中の顔にピンを合わせる。
トーナメント表。我が子が勝ち進み、
赤ペンで線を引かれているところを撮る。
二度と撮れないショットなので記念になる。
面ひもをつけている後ろ姿、試合後の泣き顔、
胴着に縫い付けられた名前などなど、
試合以外にもシャッターチャンスは、たくさん転がっているのだ。

yura_87679.jpg
もう少しローアングルから狙ってもよかった。

剣道写真はおもしろいが、
試合ばかりを同じように撮っていても
いずれ飽きてしまう。
自分なりに工夫して、どうすればもっといい写真になるか。
を考えて欲しい。

ちなみに私が考えるいい写真とは、
撮られた人、その親が喜んでもらえる写真のことだ。

以上、6回に渡って剣道写真について書いてきた。
あくまでもアマチュアの私見なので、参考レベルと捉えて欲しい。
これからも剣道写真は撮り続けるので、
もっと新しいトライをしてみようと思う。
たとえばコンデジやスマホで撮れるかどうか。
夜の稽古風景などもおもしろい。

追記 2017.03.20
写真を一人称から三人称へ。

剣道写真を撮る VOL.5:撮影位置とタイミング

剣道を撮る
VOL.5:撮影位置とタイミング



活路は、対角線上にある。


どんなにカメラやレンズが高性能でも、
どんなに体育館が明るくても、
撮る場所を見誤れば、
決定的瞬間はものにできない。

VOL.1で書いたが、
剣道撮影には、とにかく障害が多い。
体育館という光量の少なさもそうだが、
人的障害もまた逃れられない宿命だ。

早い話が、3人の審判。
3人の審判は、9×11m四方の試合場の中、
その中心にいる2名の選手を囲む。
選手はスペースをフルに使って動き回る。
その動きに合わせて(ぶつからないように)、審判も動く。
当たり前のことだが、これが撮影者にとって、
もっともやっかいな障害物
に他ならない。
一度決めたポジションからは、身動きが取れないため
審判の動きに合わせて、こちらが動くわけにもいかない。
こればかりは、あきらめるしかないのだ。

しかし活路はある!
シャッターチャンスを増やすという方法だ。
要は、どこで撮るかによって、シャッターチャンスの数は変わる。
私がこれまでの経験で得た、最良のポジション。
それは、主被写体の対角線。

まず、自分が撮りたい選手(我が子や同じ剣友会のこども)の色を確認する。
赤か白か。
我が子が赤ならば、自分は白側に回る。
そして、我が子が入場してくる対角線上で待機。
何より、対角線上というのがポイントだ。
自分から見て手前に主審がいればラッキー。
審判は真ん中にいるので、対角線上の我が子がしっかり視界に入る。
逆に副審の場合は、下手をすると審判の背中に視界を遮られる。
この場合は、試合が始まる前に予めポジションを移動しておく。
審判が立つ正位置は基本的に変わらないからだ。
このポジションが取れると、待機中の我が子、入場シーンが撮れる。
さらに、少年剣道は「はじめ!」の合図とともに打ち合うことが多いため、
審判が移動する前の打ち合いの瞬間が撮影できるのだ。

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主審は手前にいる場合は視界が広がる。

続いてシャッターを切るタイミング。
試合中、シャッターを押し続けるのは効率的ではない。
最近のカメラは高画素化しているため、1枚の容量も大きい。
7DIIはRAW/1枚で約24MB。
1秒10コマ撮れたらそれだけで、240MB。
5秒押し続ければ、たちまち1GBを超えてしまうのだ。
私は64GBのCFカードを使っている。
RAWで2000枚ほど撮れる。
自分のこどもだけならまだしも、他のこどもも撮影するならば
無駄打ちはできるだけ避けたいところ。
撮影後のセレクトも大変な作業だ。

しかし、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとはよく言ったもので、
それも一理あるが、、、。
そこで、私の経験のもとに得たレリーズポイントを紹介する。
決定的瞬間を捉えるチャンスはここだ。

●「はじめ!」のかけ声の直後。【難易度★
●つば競り合いから、離れる瞬間。【難易度★★
●距離を開けて間合いを計り合い、どちらかが仕掛ける瞬間。【難易度★★★★


yura_108772.jpg
仕掛ける呼吸を読んで、一気にシャッターを切る。もちろん失敗することがほとんど。

この3場面である。あくまでも一例であり、やはり経験は必要だ。
とくに2と3は、読みと勘が求められるため、私のような歴が浅い人間には
なかなか難しい。従って、枚数もかさんでしまうというのが現実だ。

剣道写真の決定的瞬間は、面を打ち込んだ瞬間だろう。
しかし、そればかりでは面白みにかける。
そこで試合中、決定的瞬間以外も撮ってみるのも一興だ。

●膠着状態時(つば競り合い)をアップで撮る。
 面と面が接近し、互いの意地が激しくぶつかり合うシーン。

yura_103763.jpg

●面を打って、抜けていくシーン。
 旗が上がったら、なおいい。
●試合が決し、元の位置に戻り、旗が上げられているシーン。
 勝利したときは、特に撮っておきたい。勝利を物語る決定的な場面。

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つまり、試合中は休むヒマはあまりないということだ。
シャッターを押しては止め。
AFをやり直し、またシャッターを切る。その繰り返し。
試合からは決して目を離してはいけない。
ここまで書いたが、それでも、
納得のいく写真が1枚撮れるかどうか。
私の腕が悪いというのもあるが、
やはり剣道の写真は難しい。
ネットでも、これはすごいなあと思う写真は少ない。
撮影者のパイが他の競技に比べ、
少ないということもあるだろうが。。。

さて、次回はVOL.6。撮り方の工夫について。
闇雲に撮るのではなく、考えて撮る。
背景などの写り方やアングルについて書く。
連載としては最後になると思う。

剣道写真を撮る VOL.4:カメラの設定

剣道を撮る
VOL.4:カメラの設定



写真はブレていい。


剣道写真の撮り方でわざわざ連載するのも
どうかと思うが、書きたいことがけっこうあるから仕方がない。
今回は、カメラの設定だ。

yura_117103.jpg

デジイチ(デジタル一眼/デジタル一眼レフ)を使った設定で紹介する。
もちろん、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)でも、
シャッター速度(SS)や絞りを調整できるモデルもある。
カメラという機構である以上、
SSと絞りの関係性は不変だ。
デジタルカメラならISO感度も関係してくる。

では、さっそく剣道はどんな設定で撮影するのか。
それは、被写体をどう表現したいのかで、まったく変わってくる。
つまり、止めたいのか。動きを出したいのか。
私は後者である。
一般にスポーツカメラマンは、動きを止める。
ピントが命だからだ。
新聞や雑誌などで見るスポーツ写真の多くは“止まっている”。
記録的に発表する写真は、被写体を止めるのがスタンダードのようだ。
(違ったらごめんなさい)

しかし被写体の動きを止める場合、シャッター速度は速くなる。
竹刀を振り下ろすスピードを止めようと思ったら、
1/1600秒以上は必要だろう。
必然的に光量が足りない屋内スポーツでは、明るいレンズはもちろん、
ISO感度も高感度に頼らざるを得ない。
そして、高感度にするほどノイズが発生して画質は低下する。
最近のデジタルカメラは高感度でも、かなり高画質だが、
個人的には7DIIはISO1600が限界。
あまり高感度に優れているとはいえない。
ちなみに5DIIIであればISO6400までなら許容範囲だった。
7DIIがそうなのだから、それよりも下位のEOSならば、
さらにキツイと言わざるを得ない。

画質低下のリスクを背負ってまで動きを止めるべきか。
私の答えは、ノーだった。
むしろ画質の問題以前に、動きを止めたくなかった。
もはや好みの問題。私は、剣道の写真に動きをつけたかった。
だからあえて、SSを遅くする。
つまり
剣道の写真はブレていていい、
という結論。

私のカメラ設定は以下である。
カメラはEOS 7D Mark II。

●撮影モード:マニュアル露出
●シャッター速度:1/160〜1/250秒(流動的)
●絞り:F2.8(レンズの開放値)
●ISO感度:320〜640(SSに合わせて調整)
●AF:AIサーボ(被写体の動きに合わせてピント追従)
●AF測距モード:65点自動選択
●AFカスタマイズ:Case4(被写体が急加速/急減速するとき用)
 ※EOSのハイクラスカメラのみに搭載されている。

yura_117101.jpg
パラメーターを細かく調整できるのはありがたい。

●ドライブ:高速連続撮影(10コマ/秒)
●ホワイトバランス:マニュアルorオート(白色蛍光灯でも緑かぶりを抑えられる)
●その他:フリッカーレス撮影オン
●記録モード:RAW

yura_117102.jpg

これが主な設定だ。初心者用のカメラとの違いは、
主にAFの精度、設定の細かさ、連写速度、高感度耐性。
剣道の撮影に必要な要素が、ハイクラスには備わっているといえる。
VOL.2で書いたが、カメラ初心者のパパには、
これくらい高性能なカメラがなければ
剣道で満足のいく写真は難しいといえる。
これは実感である。

SSが遅いと、被写体がブレブレになるのではと考えがちだが、
意外にもそうではない。
正確には、そう見えないといったところか。
厳密には、ややブレているのだが、他が大きくブレているため、
ピントが合っているように見える。
オートフォーカスの精度がいいので、
しっかりと被写体に追随してくれる。
だから、ピントが合っている(ように見える)ところがある。
流し撮りも背景は流れて(ブレて)いるが、
主被写体にはピントが合っている。
ように見える。しかし、実際は若干、ブレているのだ。

竹刀を振り下ろした瞬間、面を当てた瞬間など、
被写体が“止まる”瞬間は随所にある。
AIサーボ&連写で撮っていると、その瞬間を捉えることができるのだ。
だから連写速度は重要というわけ。
チャンスをものにする可能性が高くなる。

被写体の動きが写真に出ると、
選手が躍動的に見えるし、下手くそな選手でも
それっぽく見える。写真を撮られたこどもの親は大喜び。
低感度だから画質もキレイだし、大きいプリントにも耐えられる。
だから私は、スローシャッターを推奨するのだ。

ちなみに、フリッカーレス撮影とは、7DIIから搭載された機能で、
いわゆる蛍光灯下での撮影に威力を発揮する。
蛍光灯は人間の眼には見えないが絶えず明滅(フリッカー)している。
SSが速いと、連写時、露出がばらついて写ってしまう。
つまり明滅時の「滅」の時にシャッターを切った時に暗くなるのだ。
このフリッカーを検知して、
明るいときだけシャッターを切ってくれるという優れものだ。
すごいな。
しかし、連写速度がやや低下するというデメリットもあるので
使うときは注意が必要だ。

また記録モードはRAW。
JPEGでも充分だし、
RAWだと連続撮影枚数に限りが出てしまう。
しかし、後で調整できることを考えれば、ここは譲れない。
プロスポーツカメラマンはJPEGで撮ることが多いという。
RAW画像からいちいち、画像調整して現像している時間はないようだ。

次回は、撮影ポジションについて。
これはけっこう重要だ。
そろそろ書きたいことも佳境へ。

yura_78067.jpg

剣道写真を撮る VOL.3.5:センサーサイズ

剣道を撮る
VOL.3.5:センサーサイズ



レンズに書かれている数字を信じるな。


ここでは、ちょっと番外編。
VOL.3で触れた、APS-Cについてである。
カメラに明るい諸兄には釈迦に説法だろう。
しかし、そうでない方にはただの記号に映るはずだ。

では、簡単に。
EOS 7D Mark IIは“APS-Cサイズ” のカメラである。
「エーピーエスシー」と読む。
これは、カメラのセンサーサイズの一般名称
センサーとは、撮像素子。
撮像素子とは、フィルムカメラのフィルムに当たる。

これに対をなすのが「フルサイズ」と呼ばれるカメラ。
主な一眼レフには、この「APS-C」と「フルサイズ」が存在する。

フルサイズは、センサーが大きい。
APS-Cは、センサーが小さい。
とはいえ、コンデジやスマホに比べればかなり大きいが。

センサーが大きいと、何がいいか。
画質がいい。高感度がいい。背景ぼけなどボケ味が大きい。
のである。

だったら「フルサイズ」でいいじゃないか。となるが、
いかんせん「フルサイズ」は、さらに高価なカメラである。
プロや一部のハイアマチュアの嗜好品といえる。
私は以前、剣道の撮影にフルサイズのEOS 5D Mark IIIを使っていた。
ではなぜ、センサーが小さい7DIIに変えたのか。
それは、APS-Cが
フルサイズよりも“遠く”が撮れる
からだ。
同じレンズをつけて、
APS-Cとフルサイズの画角の違いが以下(イメージ)。

yura_102535FULL.jpg
焦点距離:24mm フルサイズの写り方(EOS 5D Mark III)

yura_102535APSC.jpg
焦点距離:24mm(38.4mm) APS-Cの写り方(EOS 7D Mark II)

スクリーンショット
外側(赤)がフルサイズ。内側(青)がAPS-C。ちょうどトリミングされる感じ。

おわかりいただけただろうか。
センサーが小さい分、中央がトリミングされ、
画像が拡大して写るという構造だ。

VOL.3でも書いたが、
EOS 7D Mark II+EF24-70mm F2.8L II USMの場合、
焦点距離はレンズに書かれた24mm〜70mmではなく、
38.4mm〜112mmとなる。
センサーが小さい分、中心部分だけがトリミングされ、
約1.6倍拡大されるというわけ。

50mmなら80mm。
100mmなら160mm。
200mmなら320mm。
400mmなら640mmになる。
広角側は犠牲になるが、遠くを撮りたい人にとって
APS-Cは非常に有利に働くのだ。

ちなみに、焦点距離において50mmが標準とされる。
標準というのは、実際の眼でみた距離感のこと。
個人差はあるし、多くの人が60mm前後のようだが、
カメラの世界では50mmが標準。
それよりも数字が小さければ、広角レンズ。
大きければ、望遠レンズとなる。
100mmくらいまでを中望遠、
300mmを超えると超望遠と呼ばれる。
メーカーによって基準は違うかもしれないが。

最後に。フルサイズとAPS-Cでは、用途が変わってくる。
というのが私の持論だ。
だから、5と7はうまく使い分けている。
剣道しかり、こどもの運動会は、迷わず7DIIだ。

何を選ぶかは、あなた次第である。

剣道写真を撮る VOL.3:カメラとレンズ

剣道を撮る
VOL.3:カメラとレンズ



本当のパパカメラ。


では、具体的な機材の話をしよう。
剣道の撮影で、最強カメラ最強レンズは何か。
私が考え得る現時点の最強は、この組み合わせ。

EOS 7D Mark II
   ×
EF24-70mm F2.8L II USM

yura_117097.jpg

プロ機EOS-1D X Mark IIというご指摘もあると思うが、
70万もするカメラはさすがに現実的ではない。
14万ほどで、この性能が手に入るというのは画期的だと思う。

さてEOS 7D Mark IIにこのレンズを装着すると
レンズの焦点距離24mm〜70mmではなくなる。
1.6倍され、8.4mm〜112mmとなるのだ。
理由は、VOL.3・5を読んでいただきたい。
それは「フルサイズ」と「APS-C」の違いにある。

7DIIの魅力は、なんといっても
AFの速さ・精度、そして連写速度である。
連写は秒間10コマ。
一眼レフでこの連写速度は、プロ向けを除けばトップクラス!
剣道の撮影において、連写速度は非常に重要。
1コマでも多く速くシャッターを切れる方が有利だ。

そしてAFの精度が高い。競技や被写体の動きに合わせて
AFの特性をカスタマイズできるというメリットもある。
私は、被写体が急に動き出す場合に強い設定にしている。
剣道がまさにそうだからだ。

レンズは、標準ズームの中で最高峰との呼び声が高いこの一本。
yura_117098.jpg
ポイントは、F2.8という明るさ。
室内競技において、明るさは絶対である。
もちろん開放で使う。
そこで、開放の画質にも自信があるレンズを選んだ。
カメラよりも高額というのはネックだが、
写りの良さは保証する。


ちなみに、この機材にたどり着く前、
私はEOS 5D Mark IIIに
EF70-200mm F2.8L IS II USMや
EF24-105mm F4L IS USMを装着していた。
yura_117140.jpg

だが、どうもしっくりこなかった。
24-105は明るさの問題。
これでF2.8であれば、最高なのだが。

200mmがなくても、カメラとの距離感にもよるが、
多少離れていても上半身まで寄れる。
広角側で引きも撮れるし、
至近距離をダイナミックに写すこともできる。

かねてから待ち望んでいたEOS 7D Mark II。
その購入からほどなくして、
EF24-70mm F2.8L II USMを購入したというわけだ。
望遠側が少し足りないかなとも思ったが、
何も問題ない。結果的に112mmになるため、
5DIIIに24-105をつけているときよりも、望遠になる。

ここまでのポイントを整理すると、


●カメラは、デジタル一眼レフ。
●AF性能に優れていて、連写が速いほうが有利。
●レンズは、F値が明るいもの。F2.8以下がお薦め。
●焦点距離は、24mm〜70mmくらいで充分。

となる。

もう少しだけ、EOS 7D Mark IIの話をしよう。
私は、初代からの7Dユーザーだが、
このカメラこそ最強のパパカメラだと考えている。

EOS Kissというパパママ向けのカメラはあるが、
子供という、予測不可能、難易度の高い被写体を前に、
エントリーカメラでは心許ない。
子どもは毎日成長していく。
今日の表情は、明日はもう見ることはできない。
赤ちゃんならなおのこと。
日ごとに変化してしまうのだ。

中途半端なモデルに数万円かけて、
成功体験をしないままあきらめて、
カメラをインテリアにするくらいなら、
最初からしっかり撮れる本格的なカメラを使った方が
よほど経済的というものだ。
エントリーカメラとは違って、
このカメラなら「撮ろう」という気持ちにさせてくれる。
何もかもが違うのだから。
ぜひお父さんは、EOS 7D Mark IIを選択肢に入れて欲しい。

次回は、カメラの設定について解説する。

剣道写真を撮る VOL.2 瞬間に強いカメラ

剣道を撮る
VOL.2:瞬間に強いカメラ



パパやママこそ、いいカメラを。


VOL.1では、剣道撮影の特徴について書いた。
その特徴は、剣道以外の室内競技にも相通ずるところがある。
さて今回は、カメラ機材について。
といっても、カメラとレンズについて私の持論だ。

まず、剣道の写真を撮るうえで、
カメラ機材はイイモノを使うに越したことはない。
これは断言できる。
初心者には、いいカメラは使いこなせない、
といった意見もあるが、私はそう思わない。

会場が室内であるうえ、動きが極めて速い被写体。
試合時間も数秒から数分と、いつ終わるかもわからない。
瞬間に強いカメラであるかが、ベストショットの明暗を分ける。

カメラ初心者のパパやママをターゲットにしたカメラは
たいてい低価格帯のモデルだ。
限られた家計の中、カメラという嗜好品に
高額の金を支払う家庭は少ない。
パパがママをあの手この手で説得し
ようやく手にするものだ。
なんとか説得し買ったはいいけど、
いざ使ってみると思ったようにキレイに撮れない。
「一眼レフってこんなもんか?」と。
高画質やボケなどの成功体験がないと、
すぐ撮らなくなって、結局iPhoneやコンデジに戻ってしまう。
わざわざ大きな一眼レフを持ち出して、
撮る必要もないか、となるのだ。

だから私はあえていいたい。
初心者こそ、いいカメラを使うべきだ。
つまり、いつもスマホやコンデジで剣道を撮影している
パパやママこそ、いいカメラ、なのである。
なぜなら、
いいカメラは、初心者スキルをカバーしてくれる。
下手くそでも、カメラが瞬間を追ってくれる。
低価格帯の機材よりも、
はるかに「こんな写真が撮りたかった!」という
成功体験を与えてくれる。

カメラなんて使いこなす必要はない!
写真を撮る、という最低限のことを覚えれば、それでいい。
ただし予算は、それなりに用意する必要がある。
安いものではない。
パパはがんばって、ママを説得してほしい。

ちなみに、この私の考え方(素人こそいいカメラを使うべき)は、
スポーツ・運動会(動きもの)に限ってのこと。
スナップショットや日常、旅行など、
「機材」よりも「視点」が必要なジャンルがある。
視点やセンス、運、粘りが重要で、
必ずしも機材の善し悪しは関係ないのだ。
また鉄道や野鳥、犬猫、結婚式を撮る場合は、
機材がいい方が、より有利ではある。
決定的瞬間に強く、
そして遠くをキレイに撮れるカメラであることに越したことはない。

では、実際に剣道の写真は、
どんなカメラとレンズで撮るべきなのだろうか。


① カメラ
デジタル一眼レフがお薦め。
ミラーレスやコンパクトカメラよりも圧倒的に有利だからだ。
覗いて撮れる光学ファインダーがあるのと、ないのとでは、
瞬間へのアプローチはまったく違ってくる。

「一眼レフ」と「ミラーレス」の違いは、
極論、
ベストショットを写真に写せる確率の違いだ。

最近のミラーレスは、瞬間にも強くなってきているが、
どうしても“タイムラグ”が生まれる。

なぜタイムラグが生まれるのか。
それは、一眼レフとの仕組みの違いに他ならない。
写真を撮るとき液晶に表示される映像は、実はリアルタイムではない。
わずかだが現実よりも遅れている。
レンズを通して入ってきた光を、映像に変換して液晶に表示させているからだ。
変換にかかる時間が、タイムラグとなる。

ためしにお持ちのカメラ(スマホでもOK)の液晶を見ながら、
レンズの前で手を素早く横切らせてほしい。
わずかだが、実際に手が通過するよりも
液晶上で通過する手が遅いことがわかる。
液晶に映っている映像はすでに過去、というわけだ。

一方、光学ファインダーは、ほぼタイムラグがない。
カメラ内の鏡に光を反射させファインダーに投影しているので、
限りなくリアルタイムの映像なのだ。
この程度の差なら、ミラーレスでも、と思ったら大間違い。
スポーツの一瞬は、非常にシビアだ。0コンマの世界。
剣道は、特にそういえるだろう。
0コンマ何秒の遅れが、シャッターチャンス、
つまりベストショットを逃すのだ。

ちなみに、ミラーレスでもファインダーを覗いて撮るタイプの製品もある。
これは、EVFといって電子ビューファインダーだ。
EVFから見えている映像は、液晶に表示される映像と同じ仕組み。
電子的に見せているファインダーだ。
一眼レフのファインダーは、光学ファインダー(OVF)という。



② レンズ
デジタル一眼ならば、交換レンズにも注目したい。
ミラーレスでもいえることだ。
極端ではなく、写真の写りはレンズで決まる。

いいレンズを使えば、多少カメラの性能が悪くても
それなりに写る。
「レンズはカメラのアクセサリー」ではなく、
「カメラがレンズのアクセサリー」という人もいるほどだ。
しょせん、デジカメはデジタル製品、もっといえば家電。
フィルム時代と違い、デジタルはすぐに古くなる。
経過年数、シャッター数にあわせて、価値もどんどん落ちる。
一方、レンズは、多くのものがその価値を落とさない。
レンズに傷やカビなどをつけず丁寧につかっていれば、
売却するとき、買った額に近い額で売れる。
もちろんレンズの種類にもよるが、多くがそうだ。
カメラ選びも重要だが、レンズ選びはさらに重要といえる。

話を戻そう。
レンズは、できればズームレンズを選びたい。
VOL.1で書いたように、カメラと選手の距離感は
めまぐるしく変わる。
ズームレンズならば、その時々の距離に応じて、
ズーミングしながらフレーミングできる。
剣道の会場は、一度ポジションを決めたら移動が難しい。
自分のこども、剣友会の仲間を応援する人たちであふれているからだ。
ズームできることは、最大の武器になる。
単焦点レンズは、明るさと高画質というメリットがあるが、
まずは写したいところが、ちゃんと“写る”ことを最優先にしたい。
距離は24mm〜100mm程度をカバーしていれば問題ない。
剣道の撮影で、望遠側はそれほど必要ない。
撮影は試合場を囲むように至近距離から行えるので
広角〜中望遠で充分なのだ。

次回は、私が使っている機材と合わせて、
具体的にどんなカメラとレンズを選ぶべきかを書いていく。


剣道写真を撮る VOL.1 剣道写真の特徴

剣道を撮る
VOL.1:剣道写真の特徴



剣道写真には、5つの障害がある。


剣道に勤しむ息子を撮るようになって1年。
「剣道は特に難しい」と、つくづく思う。
こどものスポーツシーンといえば、
せいぜい運動会くらいのもの。
運動会は屋外だし、望遠レンズがあれば、なんとか撮れる。
動きも予測できる競技ばかりだ。
しかし、剣道は、勝手が違う。のである。

この1年、剣道の写真を撮るようになって
わかったことを「剣道写真を撮る」と銘打って、
数回に分けて書いていこうと思う。
剣道の撮り方といえば大げさだし、
私はしょせんアマチュアなので、
プロの方からすると、まったくわかっていない!
となるだろう。ま、そこはご容赦いただきたい。

また剣道写真はかなりニッチな被写体ではあるが、
室内競技全般で活かせると思う。

たとえば、柔道、空手、相撲、バスケ、バレーボール、
フットサル、ボクシング、体操、バレエ、チアなどなど、
動きや広さはまったく違うかもしれないが、
参考になれば幸いである。

さっそく本題へ。
今回は、剣道撮影の特徴を紹介する。
どういう環境で、どういう制約の中で撮影することになるのか。
ピックアップしたのは、この5つ。
結果的に、剣道写真の障害ともいえる。


① 室内で暗い

ほとんどが体育館(屋内)で行われる。つまり暗い。
試合の場合、基本は朝から夕方までが常。
窓から外光は入ってくるが、
雨や曇りなど外の天気が悪いと
体育館はかなり暗くなる。
写る写真は、蛍光灯の影響で
「緑かぶり」してしまう。
一方、晴天に恵まれれば、窓の数にもよるが、
比較的、自然光で撮ったような柔らかな印象に仕上がるのだ。

室内競技なので雨天中止はないが、
天気によって写真の仕上がりはだいぶ変わる、
ということを覚悟しておく必要がある。


② 選手の顔が隠れる

剣道は面をかぶり競い合う競技だ。
グローブ空手の試合でもヘッドギアを着用するが、
同じように顔が隠れる。フェイシングも同様だ。

つまり表情を写そうとしても無理がある。
タレに、名前と剣友会名は書いてあるため
どちらが主被写体かは判別できるが
試合中は見失うこともある。
写り方によってはタレが隠れる場合もある。


③ 3人の審判に視界を遮られる

9×11m四方の中央に2名の選手、
それを囲うように3人の審判がいる。
撮影中、ここぞ、というシーンで審判が視界を遮るということも
珍しいことではない。
「どいて!」などと、言えるはずがない。


④ 一瞬で終わる

そういう場合も少なからずある、ということだ。
剣道は3本勝負が基本だが、
少年剣道の試合は2本勝負が多い。
また、こどもの試合は往々にして「はじめっ」の
合図とともに打ち合う。
試合直後に旗が上がることも少なくない。
勝つ側は次の試合があるが、
負けた側は、以上、終了。
何も撮れずに終わるリスクもあるのだ。


⑤ 動き速く交錯する

スポーツ写真全般にいえることだが、
視線の先で、2人の選手の位置はめまぐるしく変わる。
しかもカメラとの距離感も一定ではない。
バスケやサッカーなどの団体競技よりはマシではあるが、
やはり1人の選手を捉え続けることは難しい。
カメラのAF性能の差が
チャンスを引き寄せる確率を左右すると言っていいだろう。
プロカメラマンは、どちらも撮らなくてはいけないので、
そのプレッシャーは相当なものだと思う。
アマチュアは気楽でいい。

以上の5つが、剣道撮影の主な特徴であり障害だ。
今後は、この特徴も題材にして、
その解決策なども書いていきたい。

それにしても、自分のこどもが、何を習うのかによって、
用意するものやお金のかけ方も変わってくる。
少年野球や少年サッカーを習っている子の親は大変だ。
屋外の撮影だからといって、その撮り方は容易ではないだろう。
被写体との距離という、どうしようもない問題に直面し、
突然の雨なんてことも珍しくない。
案外、屋外は気楽でいいのかもな。
まあ、雨は雨でシャッターチャンスがあるのだが。

サッカーの撮り方しかり、野球の撮り方しかりだが、
きっと私のこどもが、いずれかを習っていたら、
また違った視点でカメラと向き合っていたんだろうなと思う。

さて次回は、剣道撮影に必要となる機材について
私の持論を書いてみる。

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