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みかん。
EOSで撮る人の戯れ言
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レインカバーの効力。

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EOS 5D Mark III, EF24-105mm F4L IS USM, 1/320, F5.0, +1/3, ISO500


水かけ祭というのが近所であった。
町内の子供たちが、神輿を担いで町を練り歩き、
沿道から水をかけまくるというものだ。
息子がこれに参加することになったわけだが、
まず、写真を撮ることが頭に浮かんだ。
しかし、5DIIIとはいえ、さすがに水をもろにかぶれば、
命の保証はない。防水カメラではないからだ。
かといって、一眼じゃない防水カメラで、
写りを妥協するのもどうかと思う。
ハウジングするほど金銭的なゆとりもないし、
ビニールをかけるってのもちょっとダサい。
いろいろ考えた挙句、
レインカバーという結論にたどり着いた。
ネットで質問してみたが、
「自殺行為」「自己責任」「カメラを壊しにいくようなもの」
など厳しい意見が多かった。

そして、アマゾンでキヤノンの純正アクセサリー
レインカバー ERC-E4Sを購入。
サイズで迷ったが、
5DIIIにEF70-200mm F2.8L IS II USMを装着できるサイズということで、
このサイズに落ち着いた。

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さすが純正アクセサリー。
カメラのアイカップを外して、レインカバーのアイカップを装着。

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液晶はけっこう見やすい。
夏だから、中が曇るだろうという覚悟はあった。
フードを装着したレンズにレインカバーの先端を巻き付け、
さらにテープでぐるぐる巻きに補強。
ちなみにレンズは、EF24-105mm F4L IS USM。
最近は出番が少なかったが、ここ一番、タフな働きを期待。
外なので明るさは必要なかったし、ズーム倍率も高い。
いちおう防塵防滴ではあるし。

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さらに、レンズ面を濡らさないように
レンズフィルターを購入。
MARUMIのDHGスーパーレンズプロテクトという商品を選んだ。
水はじきが、かなり優秀というネットの口コミを聞いて。
普段、意図的にNDやPLをつけることはあっても、
保護目的で、レンズフィルターをつけることはない。
少なからず画質が低下するからだ。
こちらは賛否あると思うが、私はそういう考え方をしている。

というわけで、防水対策は完了。
さて、祭り当日。
予想以上に水をかけられた。
中には意図的に私にかける輩までいる。
私というよりもカメラに。
持参したタオルで、レンズ面(フィルター面)が濡れるたびに拭き、
シャッターを切りまくる。
しかし、このプロテクターの威力はすごい。
水が息を吹きかけるだけで吹き飛ぶのだから。
タオルでかるく払うだけでいい。
ブロアーを持ってくればよかったと後悔した。
すばらしいフィルターだ。

60分ほどの行脚だっただろうか。
1000枚超シャッターを切った。
帰宅後、全身びしょ濡れ、カメラストラップもびしょびしょ。
すぐに着替えて、レインカバーを慎重にはずす。
液晶のあたりを覆う透明ビニール部分は、しばしば曇った。
外の気温と水の冷たさによる温度差だ。
予想通り。
つまり中は、相当の結露に見舞われたというわけだ。
直接的に水はかかっていないが、結露による故障が心配だった。

すぐにレンズをはずし、気温の高い日陰で乾燥。
あれから1週間ちかく立つが、カメラは今も快調。
無茶な使い方なので、とても推奨できるものではないが、
無事生還しているという事例として参考になればいいと思う。

実は、私はこの5DIIIを持って、今年3度目の海に行っている。
カメラを片手に、海に半身ほど入り、戯れる子供を写真に収めるためだ。
精密機器に海水はタブーである。
またこの話は書こうと思うが、
カメラをもう少し大事にしてあげなければと反省している。
今年、海に行って海水を浴びて1か月ほどたつ。
そんなEOS 5D Mark IIIでの水かけ祭りだった。

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EOS 5D Mark III, EF24-105mm F4L IS USM, 1/320, F5.6, ISO800


最初のLレンズといえば。


EOS 5D Mark III, EF24-105mm F4L IS USM, 1/320, F4.0, -1 2/3, ISO1600


初心者からEOSで写真を撮るようになって、
写真にのめり込んでいくと、
やがてLレンズへの興味が高まってくる。
最初はキットレンズ。次に単焦点。そして次は。
そうLレンズ。

キヤノンのEFレンズのパンフに、
人気ランキングが出ていた。
1位は、EF24-105mm F4L IS USM。
たしかに、このレンズを装着している人はよく見かける。
昔、どこかの記事かブログで、最初に選ぶLレンズとして
紹介されていた記憶がある。

EOS 5D Mark IIIを購入する前、
つまり初代7Dをメイン機にしていたころ
このレンズを使う機会があった。
文字通り初めてのLレンズ体験。
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMを常用していた私にとって、
Lレンズは憧れの存在だった。
だが果たして、写りは違うのだろうか。
結果からいうと、
このときの撮影をきっかけでこのレンズを買った。
撮影のロケーションも良かったのかもしれないが、
今までにない描写力に圧倒され、
撮影が愉しくてしかたなかった。
購入価格は、たしか10万を切るくらいだったか。
安い買い物ではなかったが、もちろん後悔はなかった。

EOS 5D Mark III購入後も、
メインのレンズとして活躍。
この時は、EF70-200mm F2.8L IS II USMも持っていたが、
日常使いは24-105だった。
F4と明るさはやや足りないが、
レンジが広く比較的軽い。フォルムもかっこいいので、
装着していて誇らしい気持ちになれる。
まあ、初心者にありがちな所有満足度があった。

今でこそ、使う機会がほぼゼロになってしまったが、
このレンズでプロレスを撮ったこともある。もちろん座席から。
引きから寄りまで、いろいろな画角が楽しめる。
ちょうど2年くらい前のことだ。
AFも速いしので、スポーツ撮影にも向いている。

それにしても、人間ってのは、上を見ると限りがないな。
あれほど高画質と思っていた24-105がいまは、かすんでみえる。
すっかりEF24-70mm F2.8L IS II USMに取って代わられてしまった。
実際はそれほど違いはないのかも知れない。
それでも、もう24ー105に戻ることはできないだろう。



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EOS 5D Mark III, EF24-105mm F4L IS USM, 1/250, F4.0, -1 1/3, ISO1600


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EOS 5D Mark III, EF24-105mm F4L IS USM, 1/200, F4.0, -2/3, ISO1600


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EOS 5D Mark III, EF24-105mm F4L IS USM, 1/320, F4.0, -1 2/3, ISO640


初代7Dが残したもの。

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EOS 7D, EF35mm F2, 1/200, F2.0, ISO100


一眼のいろはも知らなかった私がはじめて手にしたのが、
EOS Kiss Xだった。
最初の子供が生まれて数年、
もう少しいい写真を残したいという単純な理由から、
一眼レフを買おうと思った。
イメージ的に、一眼レフなら、いい写真が撮れるだろうと。
ただそれだけである。

一眼レフをはじめて買った人は、
写真にはまる人、そのまま使わなくなる人に分かれる。
当たり前だが。
前者の人は、いい写真が撮れた人。
そしてもっといい写真が撮りたいと考え交換レンズに触手が伸びる。
後者の人は、買ったけど思ったような画質で撮れない。難しい。
コンデジの方がキレイに撮れることがある。
そんな印象を持った人だ。
最近はどうかわからないが、その当時(2007年頃)はまだ、
入門機とはいえ、操作は初めての人にとって簡単ではなかった。
私は、後者“寄り”だった。
レンズ交換などするはずもなく、
セットで買った(たしか)EF-M18-55mm F3.5-5.6 ISを
つけっぱなしにしていたのだ。
これで一眼らしい写真を、連発させることは、
それなりに知識が必要だと思う。
それでも、せっかく買ったわけだし、使わないのはもったいない。
だから、意識は後者だが、使い続けるタイプだった。

ではなぜ、7Dほどのハイアマ機を手にすることになったのか。
ボディだけでも15万くらいの代物だ。
理由は明快である。運動会で、妻と仲の良いママ友の旦那さんが、
EOS 50Dを使い、白いレンズを装着していたからだ。
つまり羞恥と嫉妬である。
50Dが中級機だなんて当時は知らなかったが、
明らかにKissとは違う風格があった。

いいカメラと、高そうな望遠カメラを使ってわが子を撮る父。
その隣で、プラスチックボディにKissと書かれたカメラに
ひょろ長い55-250mmのレンズをつけた私。
シャッター音も本格的な感じがしたし、
なんだか見せつけられているような気がした。
来年こそは、と思ったかどうかは忘れたが、もうKissを使いたいとは思わなかった。

翌年、7Dが登場する。
50Dを買おうかどうか悩んでいた私にとって、
嫉妬相手と同じカメラでいいのか、という葛藤もあった。
しかし15万は高すぎる。
が、いつか買うならいつ買っても一緒。
そういう思いで、発売直後に思い切って購入。
しかも、EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMのキットで買った。
20万オーバーしたが、感覚が麻痺していたので気にならなかった。

このカメラを買って気づいたことがある。
いいカメラこそ、初心者が使うべきだということだ。
EOS-1D Xまで行くと、ちょっと行き過ぎだが、
ハイアマ機は、いい写真を撮る確率が上がるのは間違いない。
決定的違いは、AFだと思う。
瞬間にどれくらい強いかで、一眼レフの性能は決まる。
事実、入門機も中級機も、センサーはほとんど変わらない。
写りの違いは、レンズに左右される。
いいカメラ、いいレンズを使えば、
初心者にだって勘違いしてしまうような写真が撮れるのだ。
7Dを買って、それを痛感したのである。

ほどなくして娘が生まれた。
すでに、唯一の単焦点EF35mm F2は持っていたので、
出産の当日はこのセットで勝負することができた。
かけがえのない瞬間を撮らせてくれた初代7D。
家族の初期の思い出のほとんどは、こいつが残してくれたのだ。


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運動会では、衝動買いしたEF70-200mm F2.8L IS II USM&7Dで挑んだ。
8コマの連写速度と、長く太い白いレンズは、運動会で注目を浴びるには十分だった。
もちろん、ライバルのパパ(←勝手に)にも圧勝(機材で)。
実にくだらない優越感に浸ることもできた。

やがて、私はフルサイズを手にすることになる。
EOS 5D Mark IIIだ。
最強の一眼レフだと思っている。
だが、7Dが現役を退くことはなかった。
なぜなら、フルサイズとAPS-Cは用途が違うからだ。
もちろん5D IIIの出番の方が多いわけだが、
APS-Cの持つ1.6倍の焦点距離は、
フルサイズでは得られないベネフィットだ。


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昨年、EOS 7D Mark IIが登場し、
5年にわたる初代7Dの役割は終わった。
しかし、どうにも手放す気にはなれない。
何万枚という家族の記憶を刻んでくれた一眼レフは、
ずっと大事に置いておきたいと思う。
将来、息子か娘がカメラに興味を持ったら
譲ってやるのも悪くない。

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